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高校球児はどんな練習をしている?強豪校の練習メニューをご紹介!(その1)

高校野球の世界には何度も甲子園に出場しているような「強豪校」が存在します。彼らは日々のほとんどを野球に費やし、その努力が実って甲子園に出場できるという学校が多いように感じます。

テレビでは春と夏に甲子園がありますから試合の様子は多くの人が目にしたことがあると思います。

しかし、日々の練習を見たことがあるという人は多くないのではないでしょうか?この記事では甲子園に出場した実績のある高校がどのような練習に取り組んでいるのかをご紹介していきます!

多くのチームは工夫をしながら練習に取り組んでいる

高校野球のチームには全員がスポーツ推薦で入部し、授業の時間にも部活が盛り込まれているようなスーパー強豪校から進学校で部活の時間などに制限があり、毎日時間を工夫しながら練習に取り組んでいる学校など、それぞれの学校一つ一つに事情がありながらも毎日白球を追いかけている選手達がいます。

とあるチームでは曜日ごとにバッティングの日や守備の日と完全に練習を分けて取り組み、一つの分野に集中しているようなチームも存在します。次の見出しでは甲子園に出場した実績のあるチームの練習メニューを紹介していきたいと思います!

強豪校の練習メニューをご紹介!!

履正社(大阪)

「守備」

捕球するときは衝突ではなく柔らかく

ボールを捕球するときは胸の前でしっかりボールを受けるのが基本です。球と衝突するのではなく、ボールの勢いを吸収するように柔らかく受けることで次の送球動作にもスムーズに入ることができます。

ボールの持ち替えは素早く

補給から早急への時間を短くするため、履正社では普段の練習から持ち替えのスピードを意識しています。

捕ったらすぐに持ち帰る癖をつけること、それもグラブを動かすのではなく、投げ手をグラブに持っていって持ち替えることが大切です。この練習によってグラブの中にボールのある時間を短くすることができます。

ノックでは判断に迷う打球で鍛える

得点差や走者を設定し、「この打球ならどこに投げるか」野手にはこの瞬時の判断が求められます。

履正社のノックでは捕球の形が崩れるようなきつい打球を打たず、その代わりに誰が捕るか、どこに投げるかといった判断に迷うような打球を多く打ちます。

この練習によって取れるアウトが確実に取れるようになり、試合での判断力が鍛えられます。

「打撃」

実践形式の中で鍛える(バント)

履正社では基本的にバント練習の時間は設けずにフリー打撃、実践形式の練習、紅白戦の中で行います。打者自身がサインを出し、走者を置いて行う実戦形式では、得点差、アウトカウントによって様々なケースが生まれます。フリー打撃よりも実戦形式の方が緊張感も出ますし、試合と同じモチベーションで行うことによって、試合と練習の差を埋めることが目的とされています。

課題を持ったフリー打撃

フリー打撃では他の学校がやっているような共通のテーマや目標を掲げて打つことはあまりありません。

しかし、選手個々が試合などで出てきた課題を持ってフリー打撃に取り組んでいます。

大事なことは状況などが目まぐるしくかわる制約付きの試合の中でどれだけ自分のバッティングができるかを常に意識しながらこの練習に取り組みます。

敦賀気比(福井)

「守備」

一本捕り·二本捕りノック

敦賀気比ではキャッチボールの後にノックを行います。このノックでは内野手に関しては、捕球のタイミングを計れるようになるまでは基本的に打球を左右に打ち分けるようなことはしません。次のステップで、左右に打ち分け、しっかりと足を使って捕球動作まで入り、送球を完成させることを求めます。

ここまでは一般的なノックと同じですが、敦賀気比ではここから1人が2球連続で捕球する「二本捕り」ノックへと移行します。このノックは敏捷性と俊敏性を養うためのノックとなっています。

「打撃」

特性バットで握力強化

この練習では特別オーダーの「短く」「重く」「太い」木製バットを使用します。握力強化とバットのヘッドが返らないようにするためのメニューです。振り込みによってグリップを握る手は力が入りにくくなってきます。それではこのバットは振り切る事ができないので、重さに負けてしまえばヘッドの返しが早くなります。

リズムを刻みながらロングティー

敦賀気比のグラウンドにはロングティーのコーナーが設置されています。一定のリズムを自動的に刻む笛を使って、全員がテンポに合わせて打っていきます。遠くに飛ばす事が目的であるこの練習は、インパクトに最大限の力が発揮できるよう、身体の各所に無意味に力が入らないように意識します。

まとめ

私の高校時代の練習を思い返すと「バッティング練習」や「守備練習」のメニューは強豪校同様ありましたが、ここまで具体的に毎日、目標を持って取り組んだことはありませんでした。

この記事を通して「甲子園に行くチームにはそれなりの理由がある」ということを再認識することができました。