おせち料理の定番!
松前漬けはお好きですか?
松前漬けの魅力といえば、あのネバネバの食感ではないでしょうか?
白いご飯と松前漬けは合いますよね~。
松前漬けの粘り具合は、どこから出てくるのでしょう?
また、松前漬けはどこ発祥の料理なのでしょうか?
作り方は?美味しさの魅力は?
由来はどこから来ているの?
様々な視点から、松前漬けについて調査しました!
おせち料理の雑学も身につくかもしれません。
松前漬けってどんな料理?
松前漬けは北海道の郷土料理の一つです!
元々、冬の保存食として人々から愛されてきました。
松前漬けの原料は、北海道で食べられてきている数の子・スルメイカ・昆布でできてます。
噛めば噛むほど歯ごたえが出るため、食感がたまりません。
また、長期保管もできる優れものです。
それでは、松前漬けと呼ばれたのは、何故でしょうか?
北海道はかつて蝦夷地と呼ばれていました。
江戸幕府の藩として置かれていた「松前藩」から来ているという説が有力です。
江戸後期から明治にかけてはこの地(北海道)では、多くのニシンが獲れました。
ニシンの卵である数の子を大量消費するため、保存食として松前漬けが定着したと言われています。
松前漬けをどうしてお正月に食べるの?
お正月に食べるおせち料理!
その中にも、松前漬けが入ってますね。
北海道から伝わった松前漬けが全国のおせち料理の仲間入りをしました。
松前漬けは縁起がいいとされてます。
その理由は、3つあるのをご存じでしょうか?
松前漬けの原料でもある、数の子・昆布・スルメ全てが縁起が良いと言われてるからです。
順番に説明していきましょう。
数の子⇒ニシンは子供を多く産む魚です。子孫繫栄で昔から重宝されてきました!
昆布⇒よろこぶと響きが似ているからです。昆布には不老長寿の意味も含まれてます。
スルメ⇒漢字で書くと「寿留女」です。寿留女には「寿を留める女性」という意味があります。簡単に言うと、家庭円満というイメージでしょうか?
松前漬けは糸を引きます。粘り強く現代を生きるという意味もあるのではないでしょうか?
松前漬けの粘りでわかる品質の見分け方
松前漬けの品質の見分け方は、粘り具合です!
その粘りを作りだすのは、昆布。
松前漬けの粘りが命なんです。
しかし、昆布と言っても、複数あるのはご存じでしょうか?
昆布には、さまざまな種類と等級があります。
松前漬けに適した昆布は2種類です。
ガゴメ昆布(がごめこんぶ)とねこ足昆布が良いと言われています。
もちろん、お店で売っている松前漬けは、美味しいです。
中には、昆布にこだわっている松前漬けも存在するでしょう。
しかし、粘りをよりよく出すためには、手作りがいいとされています。
美味しい松前漬けを手作りするポイント
お店では、松前漬けを簡単に作れるキットが販売してます。
材料を細かく切る手間も省けます!
- がごめこんぶを使いましょう!(粘り気が出ます)
- 昆布は0.5ミリくらいに細かく切って使いましょう!
- 定期的にかき混ぜましょう(1日一回はかき混ぜてください)
- 2~3日付けると味がなじんできます
※すぐには完成しません(1週間くらいかかります)
まとめ
おせち料理の定番の一つ!
松前漬けは、北海道で生まれた保存食です。
北海道は元々蝦夷地と呼ばれていました。
江戸時代のころ、蝦夷地を管轄していたのが松前藩でした。
松前漬けは、その藩の名前からとった説が有力候補です!
松前漬けの原料は、「数の子」「昆布」「スルメ」からできてます。
それぞれ、縁起物として人々から愛されてきました!
数の子には、子孫繁栄
昆布には不老長寿
スルメには家庭円満
という意味が込められています。
松前漬けは、粘りが命の食べ物。
その粘りは、昆布から来ています。
中でも、がごめ昆布はより粘り気が強いとして有名です。
松前漬けを手作りする際は、こんぶの種類に注目してください!