子どもが小学生にもなるとゲームに興味が出てきて夢中になってきますよね。
しかし夢中になりすぎて注意してもなかなかゲームをやめられず、何時間もゲームを続けてしまうこともあります。
また、ゲームばかりしてしまうからと言ってゲームを禁止にしてしまうと、友だち同士の話題についていけなくなりそうで子どもがかわいそうですよね。
ゲームは1日○時間までとルールを決めるのは簡単ですが効果はあるのでしょうか?
実は「ゲームは1日○時間まで」ルールは意味がないんです。
子どもがゲームに夢中になりすぎているときは
ゲームは1日○時間までとルールを決めるよりも
- 宿題はゲームをする前に必ず終わらせる
- ゲームをしてはいけない時間はゲームに触らない
という最低限のルールだけ決めておくだけのほうが子ども自身の成長を促すことができます。
ゲームは一見すると、ただの子どもの遊びですがプログラミング的思考や集中力、推察力など様々な力を育ててくれる面もあるんです。
あまり神経質になりすぎず、見守ってあげましょう。
「ゲームは1日○時間まで」ルールは意味がない?効果がないのはどうして?
子どもが小学生の場合は、「ゲームは1日〇時間まで」というように決めている家庭は多いですよね。
でも、「ママやパパは自分の自由時間を決められるのに、子どもは自分の自由時間を決められないのはおかしい!」
「ボス戦始まっちゃったから今やめられない」
というようにルール自体に反発されてしまったり、ゲームをやめる時間を守れないことが多くなったりして、ルールの意味がなくなってしまうことも多いですよね。
そもそも、ゲームをどれくらい遊んでもいいのかというのは科学的な根拠や専門家の意見ではなく親の勝手な決めつけから決めていることが多いですよね。
「ゲームは子どもに良くない」
「ゲームよりも勉強や運動をして欲しい」
といった親のエゴを子どもに押し付けて親が一方的に1日○時間までとルールを決めてしまうと子どもは反発したり、不満がたまりやすくなったりして余計にゲームにのめりこんでしまうこともあります。
最近のゲームはストーリー性が重視されていたり、システムが複雑だったりします。
なかなか1時間では遊びつくせないものが多いんです。
中途半端な感じでゲームを終わらせてしまうと「ゲームをやった!」という満足感よりも「ゲームまだやりたかったな…」という不満がたまってしまいます。
そして、ゲームの続きが気になって他のことが手につかなくなったり、集中力がなくなったりしてしまう子もいるので、たとえ、ルールを守ってゲームをやめたとしてもポジティブな効果は得られません。
子どもがゲームと上手にうまく付き合うためのルールづくりは親子の話し合いが重要
子どもがゲームに夢中になりすぎているときはゲームで遊んでいい時間ルールを親が勝手に決めるよりも
- 宿題はゲームをする前に必ず終わらせる
- ゲームをしてはいけない時間はゲームに触らない
という最低限守ってほしいルールをもとに親子で話し合って子ども自身が自由にその日のゲームで遊ぶ時間をタイムマネジメントをするほうがゲームとうまく付き合いながら生活をしやすくなるんです。
やらなければならないことをきちんと終わらせないと困るのは子ども自身であることや、食事中や睡眠時間を削ってゲームで遊ぶのは「家族に失礼」「健康に悪い」という理由をしっかりと伝えて、約束するのがポイントです。
子どもはゲームより大切な優先順位があると理解できますしやらなければいけない宿題などをゲームより先に終わらせるようにすることで、自分の好きなことをするために自分から集中して取り組めるようになります。
また自分の自由時間を自分の意志で決められるので満足感を得られやすくなります。
子ども自身にタイムマネジメントを任せる分、ルールを守れなかった時はどうするのかも親子で話し合っておくようにしましょう。
まとめ
「ゲームは1日〇時間まで」というようにゲームで遊ぶ時間をルールで決めている家庭は多いですよね。
しかし、親が一方的に押し付けたルールでは子どもは反発心や不満が溜まってしまい、ルールを守れなくなったり、せっかく決めたルールの意味がなくなったりしてしまいます。
ゲームに夢中になりすぎている子どもに不安を感じる時は親子でルールについて話し合うことが大切です。
絶対に守ってほしい最低限のルールだけ決めて子ども自身にスケジュール管理させてしまった方が案外すんなりとゲームとうまく付き合うことができるようになりますよ。
ゲームは悪い面ばかりではなく良い面もたくさんあります。
子どもの成長を促してくれる側面もあるので神経質にならず、子どもの自主性を尊重しながら見守ってあげましょう。